「君に届け」には胸キュンと爽やかな読後感が待っています
「君に届け」は集英社発行の別冊マーガレットで2006年に連載が始まって以来、爽やかでピュアなストーリー展開、魅力的なキャラクターで人気連載となりました。アニメ化、実写映画化、更にはニンテンドーDSのゲームソフトも発売となるなど、多様に展開されました。
黒沼爽子は高校1年生、中学生の時に貞子とあだ名がついて以来、霊感が強いなどの噂をされていました。そんな彼女に興味を持ったのは爽子とは対称的に、爽やかで明るい、クラスの人気者・風早翔太。風早に声を掛けられたお陰で、爽子には吉田千鶴、矢野あやねという友達もできました。
じれったいながらも少しずつ距離を縮めていった風早と爽子は、後に付き合うようになります。吉田千鶴には何年も前から片思いしている相手、既に社会人で地元の北幌を離れている真田徹がいます。徹の弟、龍は千鶴の同級生で北幌高校では野球部に所属しています。矢野あやねは2年生に進級して同じクラスになる三浦健人と付き合うことになります。
このように、「君に届け」は黒沼爽子を中心とする登場人物による青春群像劇で、読んでいて胸が熱くなること間違いなしです。特に爽子の少しずつ芽生える恋心、大事にしたい友情など気持ちが丁寧に綴られていて、ドロドロした漫画やドラマに疲れた方には特におすすめしたいです。