言わずと知れたボンジョビのフロントマン、ジョン・ボンジョビのソロアルバムが必見です
ボンジョビといえば、全世界で驚異の売り上げを誇るロックバンドです。代表曲は「Livin' on a prayer」や「It's my life」など。特に日本での人気が高く、ハードロックのイメージが強いかもしれません。ジョン・ボンジョビはバンドのボーカルをつとめていますが、ややハスキーな歌声が特徴的です。今回はそんな彼の1997年にリリースされたソロ・スタジオ・アルバム「Destination Anywhere」をレビューしたいと思います。一見すると派手な楽曲があるというより、一曲一曲にストーリーがあってとても丁寧に作られています。
特に2曲目、「Janie,Don't Take Your Love To Town」は歌詞がケンカをした夫婦の、夫の心情が綴られています。ジョン・ボンジョビがロンドンのホテルで夫婦ケンカを見かけたことがきっかけというこぼれ話がありますが、サビでのJanie,don't you take your love to townの繰り返しが印象的です。
6曲目の「Every Word Was A Piece Of My Heart」はしっとりとしたバラードで、7曲目の「It's just Me」へのつながりが構成としてよくできています。
8曲目はアルバムと同タイトルの「Destination Anywhere」、リズミカルで特にサビのノリが気分を上げてくれます。ボンジョビを知っている方も知らない方も、このソロアルバムはおすすめです。