私のおすすめドラゴンクエストXI
今回私が紹介する作品は2017年にPS4で発売された『ドラゴンクエストXI』です。ドラクエをプレイしたことのある方ならわかると思いますがプレイヤーが自分の分身=主人公を操作して物語を進めていくゲームです。普段なら主人公=勇者という話が大筋なのですが、この11は物語の冒頭からそのお決まりのパターンをひっくり返してきましたね。
先ず、主人公が育った村・イシの村では16歳になると村にそびえる大岩に登り成人のお祈りの儀式をします。ここからゲームが始まり、無事に儀式が終わった主人公が家に帰ると母親が死んだおじいちゃんからの伝言で「あなたは勇者の生まれ変わりなんだよ。だから村からずっと北にあるデルカダール城の王様に謁見に行くように」と言われ旅立ちます。多分多くのプレイヤーはここまでの流れはいつものパターンで、「城で何か頼まれるんだな?」と思いレベルを上げながら城に向かったと思います。ここでのお決まりパターンでは星3位ですかね。主人公が城に到着するとすぐに王様のいる広間に招かれ王様は側近のホメロスとグレイグに「この災いを呼ぶ悪魔の子を牢に入れろ」と命令し、主人公は城の地下牢に捕まってしまいます。
その地下牢で出会った謎の青年と地下牢を脱獄し、本当に指名手配されてしまいます。今までの自分=主人公=勇者という概念が一気にひっくり返ったプレイヤーが多かったと思います。
この11はストーリーを進めて行けばわかると思いますが、ドラクエの人気シリーズロト3部作の3の前の物語だと考察する人もいれば天空シリーズの6の前だという人もいますね。先程の謎の青年が6の主人公に瓜二つなので、こういう考察がされたのかもしれませんね。どう思おうがあなたのお好きな方に捉えてください。
ここまで単純に物語のネタバレを書きましたが、どういった点で星10になるかと言いますと、今までのシリーズはストーリーを進めるために町や村の住人に話しかけ旅のヒントを聞いて進めていく事が定番でした。中には全然ヒントにならない会話をする人もいましたし、この11ではストーリーの他に困っている人が各町に点在しているので、その悩みを解決するお手伝い(サブクエスト)も豊富。住人の悩みを解決してあげるとその人からアイテムももらえますし、全部のサブクエストをクリアして最後のボスを倒すのに100時間以上はかかる大ボリュームなので、今までの1本道のドラクエは一体何だったのかと思う位でした。