シン・ウルトラマン / Shin Ultraman

シン・ウルトラマン / Shin Ultraman

『シン・ウルトラマン』とは、脚本・庵野秀明、監督・樋口真嗣による、人類のために戦う異星人ウルトラマンと、その周囲の人々の活躍を描いた映画作品。日本を代表するクリエイターによる伝説的な特撮作品のリブートということで、公開前から大きな話題となった。
突如日本に出現し始めた巨大生物、禍威獣。その脅威に対抗するため結成された禍特隊の前に、銀色の巨人が現れる。ウルトラマンと名付けられたその巨人は禍威獣から人々を守るように振る舞い、禍特隊がその謎を追う一方、地球にはかつてない危機が迫っていた。

Sachiko_T3のレビュー・評価・感想

シン・ウルトラマン / Shin Ultraman
8

楽しい空想特撮映画、シン・ウルトラマン

2022年5月に公開された映画「シン・ウルトラマン」。アマゾン・プライムビデオで視聴できます。

ウルトラマンを初めて目にした世界。
この世界に初めて触れた方にも分かりやすい展開となっていますが、 子供のころ、ウルトラマンの活躍に胸を躍らせた方には特別なプレゼントです。

ここからはネタバレです。

舞台は巨大な生物「禍威獣(かいじゅう)」が出現して多くの被害が出ている日本。政府は防災庁に禍威獣特設対策室(略称・禍特対=カトクタイ)を設立した。 そんな中、禍威獣ネロンガが出現した。対策に窮しているとき、上空から正体不明の巨人が降着。巨人は瞬く間にネロンガを撃退した後、飛び去り中空で消えた。
禍特対は禍威獣対策だけでなく、巨人の調査も行うことになった。

半世紀前のテレビ作品「ウルトラマン」のエピソードがふんだんに盛り込まれています。50~60代の方々にはたまらないシーンばかりです。
また、現実の政治社会への批評もちりばめられています。
しかし、「空想特撮映画」と名付けているように、リアリズムよりも夢の中のお話として楽しめる作品となっています。肩ひじ張らない、家族で見るのにふさわしい映画と言えるでしょう。