秒速5センチメートル / 5 Centimeters per Second

秒速5センチメートル / 5 Centimeters per Second

『秒速5センチメートル』とは、2007年に公開された日本のアニメーション映画作品およびそれを原作とした小説・漫画などの派生作品。「君の名は。」(2016年)で有名な新海誠監督の劇場公開長編第3作目。思春期から成人までの男女の心の距離と速度をテーマとした3つの短編の連作。現実の現代日本を舞台に、少年・少女を主人公とした恋模様や葛藤が描かれる。

aykam-2112g0のレビュー・評価・感想

秒速5センチメートル / 5 Centimeters per Second
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新海誠ワールド全開の作品

新海誠監督のデビュー作は“君の名は。”だと思っている方も多いのではないでしょうか?
デビューは2002年であり、”君の名は。”以前は5作品を発表しています。
今回は新海誠監督の3作目となる“秒速5センチメートル”をご紹介します。キャッチコピーは、どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。
作品は「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3部作構成となっており、友達以上恋人未満の男女を描いてます。

新海誠監督の描く壮大で美しい背景描写はデビュー当時から変わらず、最初は同じ場所に立っていた2人の成長を、その美しい背景と共に描いていきます。
季節の移り変わりと共に変化し、成長していく男女の心理がとてもリアルに描かれています。

そのリアルすぎる青春だからこそ、視聴後に抱く感情は、経験してきた恋愛や生きてきた環境によって大きく変わってくると思います。万人受けするストーリーではありません。誰かと一緒に見ようものなら、正反対の感想を抱くような事があるかもしれません。
それでも私はこの作品を多くの人にオススメしたいです。繊細で美麗な背景描写と心理描写、主人公の成長、そして主題歌に合わさる演出に心動かされる事間違いなしです。