YOASOBI IKURAの清らかな歌声に癒される
気乗りのしない炊事、洗濯をする時、スマホをポケットに入れYouTubeで音楽を聴いて気分を盛り上げている。
今自分に寄り添ってくれる歌はどれだろうと音楽を探す。YOASOBIは高頻度で登場する。
「夜に駆ける」「アンコール」「群青」「優しい彗星」「怪物」「もう少しだけ」などなど。
新しい曲を知る度、同じ曲を何十回、何百回と続けて聴いてしまう。
イヤホンから届くIKURAさんの歌声は古びた優しいオルガンのようであったり、よく磨かれた銀色のフルートの音色のようだったりする。
人を傷つけたくない、人の心にそっと寄り添いたいというような適度な距離を保った優しい歌声だ。
良家のお嬢様の様な外見も手伝って、押しつけがましくなく、控えめな人柄を想像してしまう。
汚れた食器の山を一枚一枚洗いながら、「もう少しだけ」を聴いていた時はなぜか涙が止まらなくなってしまった。
IKURAさんの歌声は疲れた心にやさしくしみわたる。それはまるで高い山の清らかな湧き水のように体にも心にもすっとしみこんでくる。
やさしい歌声の無限ループにはまりこんでしまっている人が少なくないのではないかと思う。
それはまるで優しい依存症のようであったりもする。