熱い!バレーボールの面白さがギュッと詰まった熱血スボーツアニメ『ハイキュー!!』
バレーボールに全く興味がなかった人も、経験者もたちまちハマってしまうバレーボールアニメの金字塔、それが『ハイキュー!!』である。
主人公・日向翔陽(ひなた しょうよう)は、
幼い頃のある日、街角の店先に置かれたテレビの中継に釘付けになる。
それは、地元の烏野高校が春高バレーの全国大会に出場し、そのセンターコートで活躍する烏野高校のエース「小さな巨人」の姿であった。
日向は小柄な自分を重ね合わせ、いつか自分もそんな風になりたいという強い思いを抱く。
そして、日向はそのたぐいまれな運動神経を武器に、「強くなりたい」「勝ちたい」とひたむきに努力を重ねていくのだった。
そして、もう一人の主人公・影山飛雄(かげやま とびお)は、天才セッターながらそのストイックすぎる自己中な性格が災いし、中学時代はチームで孤立し、「コート上の王様」という異名を持っていた。
その2人が烏野高校に入学し、様々な化学反応を起こしながら成長していく。
それから、主人公以外の登場人物は、烏野高校のチームメイトはもちろんのこと、他校のライバルチームのキャラクターも実に魅力的なのだ。
そして、キャラクターの魅力を入り口に『ハイキュー!!』が描くバレーボールという競技の本当の面白さに引き込まれていく。
スパイカーの華やかさ、ジャンピングサーブの威力に驚くのはもちろんであるが、それだけではなく、ブロッカーとスパイカーの壮絶な心理戦やサーブから自分のチームにブロックを決めさせるまでがサーバーに託されたスキルだとか、
地味に活躍するレシーバーこそがチームにもたらすモチベーションなど、それらが丁寧に鮮やかに描かれていく。
そして、緊迫する試合の臨場感が半端なく、1点にかける彼らの想いに一喜一憂しながら、一気にラストまで観てしまいたくなること請け合いである。