ジョジョのスタンドバトルの原点はここだッ!
「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」はジョジョの奇妙な冒険の第三部にあたる。
主人公は空条承太郎。
日本生まれ日本育ちのクォーターであり、父に世界規模のミュージシャン、母に今回の冒険のきっかけでもある不動産王の娘、空条聖子(またの名をホリィ・ジョースター)を持つ。
祖父母には公開されているだけで第二部の主人公、ジョセフ・ジョースターとイタリア人のスージーQを持っている。
傍から見るだけでも濃い家系をしている。
物語は、空条聖子が第一部のボス的存在DIOによって苦しめられるところから始まった。
細かいことは省くが、花京院とポルナレフをDIOの細胞である『肉の芽』から救い出し、インドに突入したところで岐路に立つことになる。
ポルナレフの仇敵、J・ガイルが近くに居るという情報を手に入れたためだ。
それにより、それぞれ単独行動することとなり、アヴドゥルが額を撃ち抜かれその場に倒れ伏すことになる。
個人的にそのシーンはハンカチなど何かしら拭くものを用意したほうがいいだろう。
最終的にポルナレフは仇を討つことに成功し、再び旅を再開することになる。
紅海のある島でアヴドゥルが生きていたと知り、再び5人での旅が再開されるかと思いきや、エジプトに入ったところで助っ人が登場する。
犬のイギーだ。ボストンテリア種のアメリカ育ち。
連れてこられるまで犬たちのボスを務めていたらしく、プライドが高い。
好物はコーヒーガム。知性もあり、コーヒーガムを差し出されても、箱ごと奪って噛むほどだ。
そんな癖が強い犬を引き入れたジョースター一行は敵の手により花京院が重症になる。
しばらく花京院が動くことはかなわず、四人と一匹のエジプト大捜索が行われた。
情報を得るために、ギャンブラーに勝負を仕掛けたり、職業上の乞食にお金を支払い、場所の特定まで頼んだ。
しかし、情報を得ることはできなかったところでイギーの大けが。
原因は敵の館を見つけたのはいいものの、犬好きの少年を逃がすため敵のハヤブサと戦闘の末勝利という何とも苦しい結果になる。
イギーを運ぶには止血をしなくてはならないのだが、そのイギーは止血された後。
では誰がイギーを治したのかというと、SPW財団の医療スタッフであることを花京院自身が明かした。
花京院は彼らに治療され、無事突入前に戦線復帰を果たしたのだ。
そこから先は自身でこの旅の行く末を見守ってほしい。
アニメの演出はなかなかに鬼気迫るものであったし、アニメ特有のアレンジがこれまた世界観にあっていて最高に良かった。
原作を読んでいたとしても分からないようなアレンジの仕方に尊敬を感じたのだ。
ただ作品の関係上出血沙汰はあるし、絵柄とて賛否両論がある。
個人的には北斗の拳が受け入れられるのであれば十二分にいけると断言しよう。
アニメを見終えた後、漫画である原作を買って読んで違いを比べるのもまた楽しい作品であるということを考慮して評価は8とする。