約束のネバーランド(実写映画)

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約束のネバーランド(実写映画)
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ハウスのママ、北川景子演じるイザベラの正体とは!?

原作・白井カイウ、作画・出水ぽすかの大人気漫画『約束のネバーランド』が実写版として映画化されたものである。
物語の内容は孤児院(ハウス)で幸せに暮らしている子どもたちがハウスの秘密を知ってしまったことから始まる。
主人公・エマ役は女優の浜辺美波、エマの頼れる仲間・レイ役は城桧吏、ノーマン役は板垣李光人の若手俳優たちである。
そして北川景子、渡辺直美もハウスのママ、シスターとして出演している。
北川景子演じるイザベラはとても美しく凛とした女性である。
そんな美しいハウスのママ・イザベラ。だが時折見せる不敵な笑み。
彼女の正体は一体何者なのか。

【あらすじ】
とある場所にある孤児院「グレイス=フィールドハウス」。
ここではエマをはじめ、「孤児」として預けられた子どもたちが里親に引き取られるその日まで仲良く家族のように共に幸せに暮らしている。
そんなある日、少女のコニーが里親に引き取られることとなった。
みんなに見送られ、ママと孤児院を出たコニーだったが、なんといつも大切にしていたぬいぐるみを食堂に忘れてしまったのだ。
レイに促され、慌ててコニーの後を追うエマとノーマン。
日頃からママに「決して近づいてはダメよ」と言われていた「門」まで2人は追いかけてしまったのである。
そこで2人が見たものとは…。
なんと命を奪われ、食用として出荷されるコニーの姿であった。
そして見たこともない鬼たちとママ・イザベラが出荷について話しているのを見聞きしてしまった2人。
これまで楽園のように過ごしてきたハウスが、実は人間を食用として育てている農園だと知ってしまうのだった。
いつもみんなに本当のママのように優しくしてくれてたハウスのママ・イザベラ。
その正体はなんと、子どもたちを食用として育てている飼育監だったのである。
「このままでは自分たちもいずれは出荷されてしまう」、そう思ったエマたちは脱獄計画を企てるのであった。
自分たちを化け物の食事として育てているイザベラ、そしてシスター・クローネ。
敵であると認識されたエマたちは果たして無事に脱獄できるのか。
着々と計画を進めていたエマたちだったが、子どもたちの中にいる内通者の手によって計画がバレてしまう。
そんなエマたちの前に、冷酷かつ美しいイザベラの魔の手は容赦なく迫ってくる。
「おめでとうノーマン、あなたの出荷が決まったわ」

この物語はイザベラの正体が露わになったことで、より北川景子の冷酷さと美しさが際立つ作品である。
幼いエマたちの友情、そして仲間との絆がこの作品の最大の見所だ。
そして主題歌「正しくなれない」は、この残酷な世界をより際立たせるものとなっている。
繰り広げられるエマ、ノーマン、レイ、そしてママの頭脳戦も見所だ。