引き込まれる圧巻のストーリー
映画「君の名は。」は、2016年公開のファンタジーアニメーション映画で、監督・脚本は新海誠、主演声優に
神木龍之介、上白石萌音を配す日本アニメーション界を代表する作品です。興行収入は約250億円との脅威の
数字で邦画では公開当初歴代2位でした。主題歌であるRADWIMPSの「前前前世」は耳に残る旋律で、挿入歌の
「なんでもないや」などもRADWIMPSが担当しています。
ストーリーは、都会に暮らす少年の瀧(たき)と田舎に暮らす少女の三葉(みつは)が入れ替わる、という普通
ではありえない現象と、「ティアマ彗星」という架空の彗星が地球に接近する出来事が招く人間模様を描くもの
です。
都会にあこがれる少女の純粋な想いのはかなさや、会えそうで会えないもどかしさの中で芽生える恋心、次々と
起こる展開はどんな結末を迎えるのかまったく予想させない、視聴者を引き込むストーリー展開であり、観るもの
に、まるで自身が少年少女に戻ったかのような感覚を覚えさせます。
一度はもう出会わない運命かと思われた瀧と三葉でしたが、最期に起こる奇跡の場面は感動必死です。
奇跡が起きたのは、三葉の自分を変えようとする勇気と決心がはたらいたのだと思うと、とても感慨深い作品です。