最近読んだ作品ではトップクラス
まず最初にこの作品の概要なのですが、主人公は時の間隔が人とはズレているという観点のもとスタートします。
無論人では無いから人とズレているのは当たり前かもしれませんが、長寿という点がそうさせたという設定になっています。
人ととの関係を淡泊に捉えている主人公が本人の間隔ではあっという間の出来事の年数が
かつて一緒に旅をした仲間達が老いや病気となっている様を目の当たりにした時に
もっとちゃんと接しておけばと涙を流すシーンがあります。
そのシーンを私は読んだときこの作品の感慨深さを目の当たりにしました。
確かにこういった作品は他の作品でもあったかもしれないし、珍しい設定では無いのですが
なぜこの作品がじゃあ良かったのかといった点について説明させていただきます。
やはりかつて旅をした仲間と触れ合う際に登場して間もないのに感情移入出来るくらい
気持ちのいい人物が多いという点がまた魅力的なんですよね。
そしてその周りのキャラの良さが冒頭のもっとちゃんと接しておけばというシーンに
とてもマッチして、こっちも泣きそうになります。
そしてその後主人公は他人との接し方について成長していくお話しとなっております。
気持ちのいい感動を味わえる作品となっておりますので、是非一読してみてはいかがでしょうか?