プロメア / PROMARE

プロメア / PROMARE

『プロメア』とは、『キルラキル』などで知られるアニメーションスタジオ・TRIGGERと『モンスターストライク』などバトルエンタメコンテンツを創出するXFLAGがタッグを組んだ、日本のアニメ映画。
30年前の世界大炎上により人類の半数が減り、今日まで炎を操るバーニッシュと人間は対立していた。ガロは「バーニングレスキュー」として消火活動に精を出していた。ある火災をキッカケに指名手配グループ「マッドバーニッシュ」のリオとぶつかりながら仲間たちとともに立場を越えて国の陰謀・地球の危機に立ち向かう。

Sota21のレビュー・評価・感想

プロメア / PROMARE
10

火消し魂に揺さぶられる大炎上アニメ映画

スカッとしたい人にオススメしたい、アニメのハリウッド映画と言って良いほどのアクションと爽快感ある映画です。火を操れるバーニッシュと呼ばれる人々が、発生するようになった地球が舞台となって、新米消防士の主人公が活躍するお話です。
幼少期の頃、火事の中1人だけ助け出された主人公が、消防士になって初めての出動から話が始まります。序盤は、熱血感でお調子者な印象が強く見られますが、しっかりと自分の立場を弁えて行動できる理性も持ち合わせています。
本映画の炎の演出は、かなり特殊なものとなっており、固形物のようになったり、一般的な揺らぐものになったりと多くの形態をとります。色合いもパステル調のものが多く、戦いの内容に反して涼やかな印象が残ります。
反して内容に関しては、中盤から少し重い部分もありますが、後半は怒涛の盛り上がりを魅せます。キャラ同士の掛け合いなども面白く、飽きずに見続けられます。
使われている曲は「inferno」や「覚醒」を筆頭に名曲ばかりで、聴覚からも場面を盛り上げてくれます。
特に印象に残るのは堺雅人さんのセリフの数々です。豊かな声色のバリエーションで、どんなシチュエーションにもマッチしています。これだけでも見る価値はあると思います。特に後半は見せ場の連続となっています。