ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 / DQ8 / ドラクエ8 / Dragon Quest VIII: Journey of the Cursed King

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 / DQ8 / ドラクエ8 / Dragon Quest VIII: Journey of the Cursed King

『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』は、2004年にスクウェア・エニックスから発売されたゲームである。ヒット作である『ドラゴンクエスト』シリーズの8作目となっている。
これまでの2Dのグラフィックや、ドット絵から進化し、アニメ風の描写に変化。また、3Dグラフィックが採用され、マップ移動時もキャラクターを後ろから見た視点で街道を移動し、町やダンジョンに入るシステムとなっている。
ストーリーとしては、最初の敵としてドルマゲスが設定されており、ドルマゲスを倒すべく旅を続けることになる。ドルマゲス撃破後はドルマゲスの所持していた杖に封印されていた暗黒神ラプソーンの存在が明かされ、結局は全滅させられてしまうが七賢者を神鳥レティスと共に世界を守るべく戦うことになる。今作の特徴としては、これまでのシリーズではおおむね主人公は勇者やそれにまつわる伝説の人物であり、出生の秘密も明らかとなるが、今作の主人公はあまり詳細が明かされず、クリア後の隠しダンジョンにて実はグラビウスの兄エルトリオの息子であることが明らかとなるのみとなっている。しかし、バトルステータスでは覚える特技含めて勇者らしさが現れている。

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ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 / DQ8 / ドラクエ8 / Dragon Quest VIII: Journey of the Cursed King
10

ドラクエシリーズ最高傑作といえばこれ!

35周年を迎えるドラゴンクエストシリーズのナンバリング8作目。2004年にPS2で発売されたのが「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」です。
ドラクエにはいくつも名作があります。初めて転職システムが導入された「ドラクエ3」。親子3代に渡るストーリーと、未だに論争やまぬ嫁選びがプレイヤーを悩ませた「ドラクエ5」。それでもわたしはこの「ドラクエ8」を一押しします。
この作品と出会って15年以上経ちますが、「結局、何が一番魅力なの?」と言われるとなんとも難しい。。。シリーズ初のスキルシステム、テンションシステム、錬金釜、キャラクターが等身大化され3D化した等々、魅力はたくさんあります。そういった数々の魅力の中で何がこのドラクエ8を傑作たらしめているのか。それはわたしが思うに「あ、ドラクエの世界ってこんな感じなんだ」ということを、初めてリアルに表現できた作品だからではないでしょうか。
ドラクエで遊んだことのある人は誰しも、「ドラクエの世界に入ってみたい!」「自分も冒険してみたい!」「モンスターにむかってメラゾーマぶっ放したい!」と思ったことがあるはずです。
中世ヨーロッパのような世界観。そして鳥山先生デザインのキャラクターが作り出す温かな雰囲気。そういった世界に飛び込んでみたいと思いつつも、わたしも含めドラクエを愛する子どもたちには叶わぬ夢でした。その夢を実現させてくれたのがドラゴンクエストVIIIなのではないかと、私は思っています。
見渡す限り広がるフィールド。一歩一歩、時間をかけて歩みを進めるキャラクター。戦闘シーンでは主人公たちが飛び跳ねてモンスターを斬りつける!スライムもジャンプして反撃!
ドラクエの世界って、やっぱりこうなっていたんだなあという僕たちの夢を、想像を実際に見せてくれた作品。それがドラクエ8だったんじゃないかなと思います。2004年に発売されたゲームとは思えないシステム面の完成度とともに、ドラクエの世界観を堪能させてくれるドラクエ8。
私のイチオシ作品です。