シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 / シン・エヴァ / EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 / シン・エヴァ / EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』(EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME)とは、庵野秀明監督による日本のアニメーション映画。2021年3月8日に公開され、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』4部作の4作目(完結作)である。また、原作である『新世紀エヴァンゲリオン』から25年間続いた『エヴァンゲリオン』シリーズの最終作として描かれている。
ストーリーは、「パリ市街戦(アバンタイトル1)」「第3村(アバンタイトル2からAパート)」「「再びヴンダー(Bパート)」「ヤマト作戦(Cパート)」「マイナス宇宙(Dパート)」といった5つの部で描写されており、主人公・碇シンジを中心とした登場人物たちが最後の戦いに挑む。シンジの成長していく姿や戦いがどう集結するのかなど、見どころの多い最終作となっている。

Rurikos8のレビュー・評価・感想

レビューを書く
シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 / シン・エヴァ / EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME
10

お父さんの長い旅が終わりました。

この話、本当の主役はシンジのお父さんが実は主役だったのではないかと思うようなラストでした。お父さんの今までの人生を振り返ったときに、天才なんだけどコミュ障で陰キャで、こういう人いるなと思いました。それまでシンジのお父さんはとんでもない天才で何を考えているかわからない恐ろしい人だと思ってたけど、蓋を開けてみたら、ただの人だったと思いました。孤独な青年だったお父さんが、素敵な彼女(シンジのお母さんのユイさん)と出会って、やっとありのままの自分を受け入れてくれて、幸せだったんですね。シンジくんという可愛い子供にも恵まれて。でも、最愛の奥さんと死に別れて、これ以上ないくらい辛い思いをして、おかしくなっちゃったんですね。
綾波レイが、亡くなった奥さんそっくりだったというのも、イタイ人だなあと思いました。亡くなった奥さんを取り戻すための狂気と妄想の旅だったんだと思いました。
聖書の言葉がところどころ使われているのも、素敵ですね。
あと、最後に主要なキャラクターの精神分析みたいなことをされていて、今までとは違うキャラクターの見方ができて、良かったです。
宇多田ヒカルさんの歌の歌詞、お父さんの気持ちとシンクロしてるなあと勝手に思いました。