少年の成長!出会いと別れ。細田守監督の代表作【バケモノの子】全ての世代におすすめします!
【魅力】
実在する街並みと架空の街並みの融合。私たちが住むのとは別世界で少年はどう成長していくのか。
成長した主人公に近づく影、私たち誰しもが抱える心の問題を鮮明に突き付けられるクライマックス。
【あらすじ】
現実世界で母親を失くし、父親とも離れ離れになった主人公の少年はバケモノたちの町に迷い込んでしまう。新たな世界での出会いと少年の成長が現実世界も巻き込み壮大な物語を生み出します。
この映画には私達が住む現実の世界、主人公が迷い込み成長していくバケモノたちの暮らす世界という二つの世界が描かれます。
現実世界はよりリアルに、バケモノたちが住む世界は壮大で幻想的に描かれています。一人の主人公が行き来するこのあまりにも対照的な二つの世界は映画の中でも大きな意味を持っています。
私たちの住む世界の中で天涯孤独になってしまった少年が、人間のいない異世界でどのように成長していくのかに注目です。同監督の作品である「おおかみこどもの雨と雪」にも共通性が見られます。個人的にこの描き方は細田守監督の真骨頂だと思います。
主人公はバケモノたちの世界で立派に成長します。しかし…!
元々異世界から迷い込んだ主人公はこのままバケモノたちの世界で暮らし続けるのでしょうか。
ここから一気に私たちにとって身近でノンフィクションな世界に突入していきます。
他にも私が注目してみてほしいポイントをいくつか紹介します。
主人公と2つの世界で出会うキャラクターたち・主人公の本当の居場所は?・それぞれのキャラクターたちの成長や変化。
この映画は何度も見ることで捉え方や感動ポイントが変わってくると思います。大人から子供までぜひ見てほしい作品です。