主人公の成長と正義とは何かを考えさせられる話「呪術廻戦 0」
3回観てしまうほど面白い作品でした。
原作が好きで映画はどうなんだろうくらいの気持ちで観に行きましたが、結果完全に沼でした。
1回目に観たときは、まず純粋な気持ちで見ようと思い主人公に感情移入をするようにしていました。
はじめは自分にかかわる人を傷つけてしまうという気持ちから自殺を図りますが、高専に通うことになり周りの人たちに触れることにより、
だんだんと成長していく様は本当に観ていて楽しかったです。
所々出てくるリカちゃんとの過去の様子は本当にきれいに描かれていて、観るたびに泣いてしましました。
2回目は夏油側に注目をして観るようにしました。呪力を持たない人間を排除して呪術師だけの世界を作るという野望を持っていますが、
元をたどれば彼は自分の力を弱者のために使っていたのが、ある出来事をきっかけに思想が変わってしまいました。
その描写は細かくは描かれていませんが、それに関係する子たちの発言や様子からわかります。
また、彼がパンダや狗巻が乙骨を助けた際に涙を流した意味を考察するのが非常に楽しかったです。
五条との関係性や互いの思う正義の形がすれ違っているのが非常に切なくも悲しいものでした。
夏油の最期のシーンは何度見ても泣けます。
三回目に観た際には上記の2点を踏まえたうえだったので最初から最後まで号泣をしてしまいました。
観ていない方、ぜひ劇場に足を運んでください。