うすた京介という天才の名前は、この作品により世に知らしめた!のか?
1995年から1997年まで週刊少年ジャンプで連載していた、一部では伝説となっている作品。
当時の読者たちは学校で、挨拶は英語、返事はオス、ラジャー、クリナップクリンミセスのどれかだったと記憶しています。それほどの影響力があった作品、それがこの「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!マサルさん」という作品です。
作者のうすた京京介氏にとって初めての連載作品で、現在では本人の名前つけた新人賞もあり、当時の衝撃は今も残るといったところでしょう。
内容ですが、基本的にはギャグマンガではあるのですが、タイトルにはコマンドーと明記されています。セクシーコマンドーとは、どんな格闘家でも隙を作ってしまえばやられてしまう、ならばその隙を作ることに特化した格闘技が最強なのでは?というもので、この作品内は常に相手に隙を作らせるために、終始人を驚かせるレベルのぶっとんだセリフ、行動がちりばめられています。
当時は相当な衝撃で、週刊連載中の当時は、読んだ次の日にはそのネタをどれだけ覚えているかを友人たちと言い合っていたのを覚えており、今でも突発的なセリフ、やたら長いセリフ、おかしな行動など、内容はほとんど覚えています。今まで読んだことがない人たちと当時の感動は共有することはできませんが、是非作者のずらした視点からのギャグ、そしてセガへの愛情を感じてください。