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戦争という事実を知ることが出来る。
正直、絶対に観るべきだと強くオススメ出来るほど楽観的に観れる作品では無いと思います。但し、この作品を観ることによって戦争というくだらなく、酷い争いがあったという事実を知ることが出来ると思います。
戦争によって両親を亡くした14歳の兄である清太と、清太の妹である4歳の節子が一生懸命に過酷な時代を生きる姿が描かれています。
幼い兄妹が一体何をしたのだろう、一切の罪もない人たちを巻き込んで争いあう日本とアメリカに対して悪寒を感じました。
終始、観ていて胸が詰まるような想いになる作品でありながら、これだけ苦しみながらも、一生懸命に生きた人たちがいたのだと思うと、今の私たちはとても恵まれているのだと思いました。今は、食料が溢れていてダイエットをする人たちがいる、自ら命を絶とうとする人たちがいる、そういう話を耳にしている今になると、清太さんや節子ちゃんに申し訳ない気持ちになりました。
二人は生きたくても最後まで命を全うすることが出来なかったのに、美味しいものをお腹いっぱいに食べることも出来なかったのにと思うと、自分たちは贅沢過ぎる暮らしをしているのだと反省の気持ちになりました。平和ボケをしている人たちが多い現代、絶対に同じ過ちを繰り返してはならないと思いました。