ドラゴンボールZ カカロット

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ドラゴンボールZ カカロット
7

【ネタバレ】ドラゴンボールZ カカロットをDLコンテンツまでプレイした感想!

以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい!

ドラゴンボールのゲームはスパーキング!シリーズが最高峰だと思っていた筆者が、
本作「ドラゴンボールZ カカロット」を実際にプレイしDLコンテンツまで遊んだ結果の感想を、
良かったところ、悪かったところそれぞれ3つにまとめてレビューします!

■良かったところ1つ目「原作に沿ったサイドストーリー」

例を挙げると、セル編の悟空と悟飯がセルゲーム前にどんな日常を過ごしていたのかがしっかり描写されていたり、悟飯と人造人間16号の間にどんな会話があったのか?などがちゃんと描写されており、原作では描かれていなかった部分を穴埋めする形でサイドストーリーが充実していました。

それが矛盾しない内容で描写されているので、原作ファンとしてもなるほど納得!という風に楽しめる訳です。

特に、原作のストーリーを熟知している方からすると追体験というのは先読みできてしまうため、どうしてもワクワクが半減しがち。

ところが本作に関しては、随所にサイドストーリーの小ネタが挟み込まれているので、新しいストーリーを知ることもでき非常に楽しめました!

■良かったところ2つ目「技の自由度」

本作ではキャラクター1人につき技を4つセットでき、それを駆使して戦闘します。
これは物語が進むにつれて解放されていくものや、ミッションをこなす事で解放されるものなどがあるのですが、技の組み合わせは自由なため好きな技で戦うことができます。

例えば、孫悟空だから!と言ってかめはめ波をセットしなくてもいいんです。
やっぱりベジータといえば連続エネルギー波だよね!とセットしてグミ撃ちしまくってもいいんです。

戦い方は自由自在、これも嬉しいシステムでした!

■良かったところ3つ目「全てが強さに繋がる追体験」

食べることも、コミュニティという仲間との繋がりも、もちろん修行や戦闘も、全てが経験値として強さに繋がる本作はまさに孫悟空の追体験。

BPと呼ばれる数値がレベルアップとともに、まるで戦闘力のようにグングン伸びていくのを見て楽しみつつ、同レベルなら悟空のBPをベジータが抜けないところや、悟飯のBPがナメック星編からグンとアップするところなどもにやりとしてしまう要素でした!

■良くなかったところ1つ目「半分オープンワールド」

あまり良くなかったところで言えば、オープンワールドになりきれておらず、頻繁にロードさせられるところが少しストレスでした。

特にストーリーの進行の都合上あちこちにマップが切り替わり、その都度ロードし、また移動してロードして……という繰り返しになることも多く、オープンワールドなんだけどオープンワールドじゃない、という気持ちにさせられます。

ただ、マップの読み込みが済んでしまえば海の中でもどこでも移動出来る自由度は楽しかったです!

■良くなかったところ2つ目「DLコンテンツが作業になってしまった」

魔人ブウ編までの本作は、DLコンテンツで追加のストーリーをさらに追体験できるのですが、例を挙げると「神と神」の追加ストーリーではクリアする為の推奨レベルが急に高くなり、レベル上げが少し苦痛でした。

悟空やベジータだけならまだしも、その他Z戦士もまんべんなくレベル上げしておく必要があり、その方法が修行でウィスを倒して経験値アイテムを貰い、それをキャラクターに与えるというものなので、ひたすら同じ作業になるのが辛いところでした。

■良くなかったところ3つ目「マップでエンカウントする敵が数種類しかいない」

マップ上ではRPGよろしく敵とのシンボルエンカウントがあるのですが、RR軍の戦闘ロボ、栽培マン、フリーザ軍残党など全てそれらの色違いやレベルアップバージョンで登場するため、中盤くらいからは敵とのエンカウント自体がストレスになることもありました。

特に物語が進むにつれて、敵とのエンカウントで得られる経験値よりもアイテムで得られる経験値の方が大きいため、わざわざエンカウントする必要もないのですが、マップ上でドラゴンボールを探すミッションなどでゆっくり舞空術していたりするといちいちエンカウントしてしまいます。
このあたりはなんともいえないところでした。

以上、「ドラゴンボールZ カカロット」を遊んでみた感想でしたが、良かったところも良くなかったところも含めて総評は楽しかった作品でした!

特にドラゴンボールファンなら楽しめるような小ネタが満載になっているので、プレイを悩まれている方はぜひ一度は遊んでみてほしい作品です!