ニーア レプリカント / ニーア ゲシュタルト / NieR Replicant / NieR Gestalt

ニーア レプリカント / ニーア ゲシュタルト / NieR Replicant / NieR Gestalt

『NieR Replicant』(ニーア レプリカント)及び『NieR Gestalt』(ニーア ゲシュタルト)とは、スクウェア・エニックスより2010年4月22日に発売されたアクションRPGゲーム。
『NieR Replicant』はPlayStation 3専用ソフトとして、『NieR Gestalt』はXbox 360専用ソフトとして発売されている。
主な違いは対応ハードと、主人公の年齢とヨナとの関係性。
キャッチコピーは「一人のために、全てを滅ぼす」。

nyankobig22h3のレビュー・評価・感想

レビューを書く
ニーア レプリカント / ニーア ゲシュタルト / NieR Replicant / NieR Gestalt
9

【神鬱ゲー】ニーアレプリカント

「鬱ゲー」って、独特な魅力がありますよね?今回は、鬱ゲーといえば必ずタイトルがあがる「ニーアレプリカント」をレビューします!
NieRというタイトルで、スマホゲームにもなっているのでご存知の方も多いかもしれません。今回レビュー紹介する「ニーアレプリカント」ですが、2017年にバージョンアップ版がPS4で発売しています。発売から11年を経て、バージョンアップしました。新しいエピソードを加え、グラフィックの解像度も上がった仕様に。ちなみに、2010年版はPS3のゲームとなります。
ストーリーは、病気になった妹・ヨナを救うため、兄・ニーアが黒い人影のような「マモノ」と戦うというのが、物語の主軸となっています。
戦闘は、三人称視点のアクションを基本に、ステージやフィールドによって弾幕シューティングや横スクロールアクションもあり、ステージが進むごとに難易度が上がっていくのも魅力のひとつ。武器も片手剣をはじめ、、両手剣、槍のの中から一つを装備。さらに、言葉を話す”白の書”で魔法を使えるようにも。フィールドは、緑が広がる平原と、文明があったころの人類の面影が残っているのが、世界観を広げてくれます。
美しいながらもアンニュイなBGMが流れることも、ニーアレプリカントの魅力のひとつ。戦闘BGMで、女性ボーカルの声が流れる演出は、カッコいいのひと言に尽きます。
このゲーム、2周目からが本番なのです。主人公が倒してきた「マモノ」の正体が、プレイヤーに明かされるのですが、そこが鬱ポイント!
この荒廃した世界は、実は人間が生きていた頃の名残であること。そして生きている人間たちは、「ゲシュタルト計画」によって生み出された、人類を復活させる際に魂を入れる器として作られた肉体(レプリカント体)。「マモノ」が、いずれ復活する人類の魂(ゲシュタルト体)であることがわかるのです。
この真実は、衝撃的でした!主人公が今までマモノを倒してきた意味が、否定されるからです。現実世界が黒と白で分かれていないように、ゲーム世界も、敵と味方の世界ではないと、改めて思い知ったポイントですね。
もちろん、クエストにも鬱要素アリ!どこまでも、鬱が絡むゲームなのが、「ニーアレプリカント」なのです。
「ニーアレプリカント」には、A、B、C、D、の4つのエンドがあります。このDエンドがくせ者なのです。
なんと、主人公ニーアの存在を消す、という選択肢があるのですが、データも消えます。
そう、セーブデータが消えてしまうのです!
彼の軌跡が消えたことで、全てが正常になるのならという、この究極の選択!それをリアルに反映させたニーアレプリカントは、まさしく、真の鬱ゲーといってもいいのでは?
どこまでも胸のもやが晴れないゲーム、それが【神鬱ゲー】ニーアレプリカント。
ぜひ、PS4でのバージョンアップ版も発売されておりますので、とっておきの鬱を体験してください。