劇場版の焼き直しと侮るなかれ!!令和最高の化け物コンテンツのアニメクオリティ
2019年のテレビアニメの放送を期に、令和最高の社会現象となった「鬼滅の刃」。劇場版は日本一の興行収入となり400億円を突破したことでも話題になりました。
その最大の化け物コンテンツが秋アニメとして、放送されるとあって人気の衰えをみせることなく再度注目されました。ですが、放送中のシリーズは劇場版で既に公開された無限列車編とあって、内容を再度編集し放送されるとあって疑問の声も寄せられました。私もその一人でしたが、アニメオリジナルとなる第一話を視聴すると、製作会社のufotableの美しい作画技術が惜しみなく発揮されていることを目のあたりにし、圧倒されました。作画もさることながら、納刀する所作すら美麗でありこだわりの詰まったシーンに、ネットでは称賛する呟きが多数見受けられました。人気も映像技術も衰えをみせず、さすがと感嘆の声がこぼれてしまうほど圧倒的な出来をみせた今作。
第二話以降の映画通りの物語を区切った話でさえ、新規カットの追加、新たなアイキャッチ映像と描き下ろしされたOPとED映像。特に、映画での既存の映像ではなく新たな映像によるOPとEDは通常のアニメーションのOP映像などと比較すると、考えられないほどキャラクターは動き、3Dのように浮き上がる美麗なイラストには目を奪われました。細かな映像にもこだわりをつらぬき、映画以上に技術を詰め込んでいることが素人目でも伝わってきました。スタッフの熱量の熱さを感じ、今後の新規カットはどこに追加されるのか?など、間違い探しをしているようで劇場版とはまた違った楽しみ方ができるようになっています。ファンにとっても、初見の方でも物語を知っていてもなお、充分に満足できるようなクオリティです。