意外な結末
まず、キャッチコピーから本当に終わってしまうんだなと実感させられました。「さらば、全てのエヴァンゲリオン」です。もともとはテレビアニメとして1995年に放送していたものですから、歴史は深いですね。そして、2006年、2008年、2012年ときて今年2021年の映画公開になっています。かなりのスパンの長さです。前作からは8年も経っているので、ファンにとっては待ちに待った作品になりました。製作陣も凄いものです。庵野秀明総監督はじめ、鶴巻和哉監督、中山勝一監督、前田真宏監督と名前を連ねています。劇場版シリーズの主題歌をお馴染みの宇多田ヒカルさんがまた歌ってくれていますが、もう今回は自分の子供がこの映画を見てファンになってしまってるぐらいの年月を経たということにびっくりですよね。とうとう人類補完計画の核に迫るわけです。もうNERVとwill-E関係者しか人間はいないのかと思ったら、生き残ってる方々で村ができていることに涙が出ました。みんな命があるならばとことん生きてみようとしていく精神、人間はそんなに弱くないと感動しました。そして、ずっと避け続けている父との対峙にシンジがちゃんと向き合えていることが1番の成長を感じられるところです。