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タイトルなし
1996年公開のSF超大作です。
後のSF作品に影響を与えたと言っても過言ではないだけに、本作の映像技術は当時としては驚異のクオリティとなっており、侵略者の巨大宇宙船のビジュアルは最も有名で、それによる破壊シーンは圧巻のスペクタクルとなっていて監督ローランド・エメリッヒ氏は本作を始めディザスタームービーを担当する事が多いからか、「破壊王エメリッヒ」と比喩される事もあるようで(笑)。
ストーリー面では人間ドラマの感動を出そうとはしていますが、今の視点から観ると結構ツッコミ所は多く、当時はコンピューターウィルスが未知の恐怖になっていたご時世だったのは判りますが、ネット社会となった今の視点からすると、宇宙人に対する決定打がコンピューターウィルスというのがなんとも「オイオイ」っとなってしまい(笑)、そんな高度なウィルスいつ作ったんだと本編よりも気になってしまいます(笑)。
また、クライマックスでは主要人物の一人とはいえアメリカ大統領も出撃し(元飛行機乗りという設定とはいえ)勇敢さを見せたいのは判るが大統領が撃ち落されたりしたら国はどうするんだぁ!?とこちらもついツッコミを入れてしまいたくなります(笑)。
とはいえ、本作が超大作と言うことは事実で何度見ても飽きず楽しめてしまいます(20年後に続編が成立した事実には驚きでしたが)。