ワールドトリガー / ワートリ / World Trigger

ワールドトリガー / ワートリ / World Trigger

『ワールドトリガー』とは、2013年より葦原大介が『週刊少年ジャンプ』で連載を開始し、2018年より『ジャンプスクエア』に移籍した漫画およびそれを原作としたアニメ、ゲーム作品。現代の日本に、突然異世界から近界民(ネイバー)が現れ、三門市という街を襲った。そして、それに唯一対抗できる界境防衛機関「ボーダー」という組織が作られた。そのボーダーの隊員である三雲修が、異世界からやって来たネイバーの転校生・空閑遊真に出会うところから物語は始まる。ジャンプ作品としては異質であるが故、コアなファンも多い。

ab19671218のレビュー・評価・感想

ワールドトリガー / ワートリ / World Trigger
9

戦術とキャラに注目!

この作品には異世界へ編成するためにチームを組んで戦うランク戦というものがあります。その中で他の隊に主人公の三雲が弱点として狙われます。それはチームのメンバーが三雲よりも戦闘経験やトリオンと呼ばれる力が強いからでした。
しかし、主人公の三雲修は非力だが自分のやれることを一生懸命努力します。他の隊のメンバーに戦い方のコツを聞きに行ったり、先輩と特訓したり、新メンバーを入れるために幹部と話し合いをするなどチームのために努力する姿勢がすごく印象に残ります。この主人公のひたむきさとそれを支えるチームメンバーとの関係が面白さの一つだと思います。
もう一つ挙げられるのは戦闘です。中でも私のおすすめはランク戦です。チームを組んでランク戦をするのですが、ランク戦では順位が一番低いチームがマップや天候を決めることができます。撃破数や生存状況がポイントとなり、順位が決まるという戦いです。ランク戦では相手の攻撃特性や地形を考えて、戦術を組み立てていく様子が魅力的なポイントです。
攻撃手段となるトリガーには剣、銃、炸裂弾、追尾弾、スナイパーなどを組み合わせ、前衛や後衛など戦術を組み立てて戦闘するため、一つ一つの駆け引きが他のアニメや漫画にはない面白さを引き出しています。
また、キャラの中にはサイドエフェクトという固有の特殊能力まであります。嘘を見抜くや未来予知、攻撃察知、瞬間学習などの能力がさらに戦闘の面白さを引き出しています。奥深い戦闘シーンとキャラの良さがこの作品の面白さのポイントだと思うので、アニメでも漫画でも自信をもっておすすめできます。