深い愛の物語
これ程に愛が溢れている少年漫画は珍しい。一言で言えるなら愛です。
メリオダスが愛したエリザベスとの約束の為、3000年もの長い旅をし、106人ものエリザベスと出会い死別していきます。永遠の生と永劫の輪廻、それが魔神族と女神族であった2人に課せられた呪いだ。永劫の輪廻、それはメリオダスにとって辛いものだ。必ず出会い恋をしたら3日で目の前で命を落とす。
それでも呪いを解く為にエリザベスとの約束の為に旅を続け仲間に出会います。それが七つの大罪のメンバーです。その中には種族も違えば皆個性的な仲間たちだ。不死の男も居れば、妖精、巨人、魔術師、最強にして最弱な男、人形とバラエティ豊かなメンバーだ。
七つの大罪のキャラクター中でも十戒の敬神のゼルドリスはメリオダスの実の弟であり、メリオダスによく似ておりメリオダスを慕い尊敬をもしていた。そしてメリオダス同様に心優しく愛を知っている者だ。作中は純愛がテーマなのかと思う程に愛に触れた作品だ。バンのエレインへの愛は多くの人の心に響いただろう。不死の身体で死ぬ事も出来ぬまま愛する者が居ない世界に居つづけなければならない。長い年月の中たった1人を愛し続け、どんな形であれ一緒に居たいという純粋な想いだ。