漫画 バクマン。 ~戦う漫画家少年達のサクセスストーリー~
少し絵が上手い主人公「真城最高」が、クラスメートで秀才の「高木秋人」とプロ漫画家を目指すサクセスストーリーです。
私も昔は漫画家になりたいと思ったことがあります。なぜかっていうと漫画家ってなんだか…儲かりそう!絵が少し上手(な気がするw)だからできるんじゃね?簡単そうだな!
なんて思っていました」。しかしその考えはバクマンを読むことで「何て甘い考えをしていたのか!」と気づくことになりました(泣)
注目要素
・上手すぎる絵とストーリー
・ヒロイン亜豆美保との約束
・普通の中学生がプロの漫画家を目指す
・努力は天才に敵うのか
・上手すぎる絵とストーリー
バクマンは日本で大ブームとなった漫画「ヒカルの碁」、「DEATH NOTE」の小畑健先生・大場つぐみ先生によるゴールデンコンビによって作られました。懐かしいな~。このお二人の作品は何だかマネしたくなりますよね?自分も学生時代に友達と碁をしたり、ポテチの中で文字を書いてみたり(実際バレないようにするのは無理でした)したものです。作画は小畑先生、原作は大場先生が担当されています。
・ヒロイン亜豆美保との約束
ヒロインで声優を目指すクラスメートの亜豆美保(以下亜豆)と真城最高(以下最高)は、自作漫画のアニメ化およびそのアニメに亜豆が声優として務められたら結婚するという約束をします。亜豆はおっとりしていてかわいく、男性なら一度は憧れたことがあるような女の子です。好きなタイプにもよるのでしょうが(笑)
序盤は控えめに最高と絡むシーンが多いですが、話が進むにつれて信念を持った美しい女性として成長していきます。最高とは時折ケンカをしたり、避けあったりと読者を心配させるようなシーンがみられますが、二人の現代ではみられない純情な恋愛観は、素直に応援したくなります。
・普通の中学生がプロの漫画家を目指す
叔父にプロの漫画家を持つ作画担当の最高、文芸作品の賞を受賞したことがある原作担当の高木秋人(以下秋人)。二人とも絵と作話の経験を持っていますが、基本的には普通の中学生です。この二人がライバル、編集者と出会い、少しずつ研鑚を積み上げていきます。特に最高の努力は凄まじく、倒れてしまうことがありますが、亜豆・秋人の支えにより病床中であっても「漫画家は絶対休載してはならない」という信念のもと作品を完成させ、困難に打ち勝ちます!
あ~自分も努力したい!最高に比べて俺はっ!と思わせてくれるシーンが多数あります。
努力は天才に敵うのか
天才漫画家の新妻エイジ(以下エイジ)の登場。当初は全く歯が立たずに諦めそうになりますが、最高と秋人は諦めずに立ち向かっていく姿が描かれます。
実際に天才っていますよね?俺の方が努力しているのに、こいつには絶対に敵わないっていう人。
しかしエイジは作画・原作・感性に秀でた才能を持っているだけでなく、食事と睡眠以外は全て漫画作りに没頭するといった努力の天才でもあります。一般人の僕としては何とかしてエイジを倒してくれ~なんて考えながら読んでいました。
総評
最高・秋人だけでなく漫画家達の生き方、努力を知ることができる本作。その他魅力的なライバルたちの登場、懐かしい漫画の情報や活躍を知ることができます。漫画好きな全ての方に是非読んで欲しい作品となっています。
果たして最高はブロの漫画家になりアニメをつくることできるのか、亜豆は最高の作った漫画アニメの声優を務めることができるのか、天才エイジを倒すことができるのか。
ぜひ原作を読んで確かめてみてください。