「少年よ神話になれ」から26年〜エヴァという神話の終わりに。
月曜日封切りという異例の公開をした「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(以下「シンエヴァ」と呼称)ですが、公開初日に観に行きました。
TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」と「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」を再構築(リビルド)した「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ。その全四部作の最後にして、エヴァンゲリオンの集大成となったのが、「シンエヴァ」なのです。ここまで付いてこれてますか?
この映画、何を書いてもネタバレになってしまう、とてもやっかいな物語なのです。ですが、ネタバレ覚悟で言えば、シンエヴァは「神話」でした。そして、神話を再現してまでもユイさんに会いたかったゲンドウを優しく包み込むような「VOYAGERー日付のない墓標」を聴いて、泣いてしまいました。
この映画は、映画館で観てこそ価値がある作品です。なるべく大きなスクリーンで観てください。それと、TV版になってしまうとCMでぶつ切りにされてしまうので、お勧めできません。ましてや動画サイトで配信されるのを待っていても、スマホの画面サイズで2時間35分見続けるのは、苦行以外の何物でもありません。「エヴァの呪縛」から解き放たれるべく制作された「シンエヴァ」を、終劇まで見届けてください。さらば、全てのエヴァンゲリオン。