DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai

『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』は、堀井雄二(監修)、三条陸(原作)、稲田浩司(作画)による日本の漫画およびアニメ作品である。
主人公は孤児として流れ着いた孤島でモンスター達に育てられながら勇者にあこがれる少年ダイ、そんなダイの相棒であり未熟な魔法使いから大魔導士へと成長するポップ、二人の師匠で元勇者のアバン、かつてのアバンのかつての仲間の娘でもあるマァム、アバンに師事するも彼を養父の仇と思い込んで魔王軍に加わっていたヒュンケル、一国の王女であり正義の心と広い度量を持ったレオナ。そしてそんな彼らと熱い絆で結ばれた仲間達が大魔王に挑む王道ファンタジーである。
類型発行部数は4700万部を誇る週刊少年ジャンプの王道少年漫画だが、当初はタイトル通り、スクウェア・エニックスの人気RPGゲーム『DRAGON QUEST』のバックアップの為に週刊少年ジャンプで企画された読み切り漫画だった。それが読者の熱い支持で連載に至り、二度のアニメ化、ゲーム化などもはたしている。
スピンオフに『勇者アバンと獄炎の魔王』などがある。

4ekawaharuのレビュー・評価・感想

DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai
5

リメイクブームはいつまでか?

アニメや漫画のリメイク作品というのは過去いくつもあったが、昨年にあのジャンプ黄金期に連載されていたマンガ「ダイの大冒険」の再アニメ化が行われた。
2010年ころから、過去に終了したアニメや漫画のリメイク作品が作られてきたが、この「ダイの大冒険は」連載当時にもアニメは作られいたが、残念ながら放送枠が1年と決まっていたため、途中終了となってしまっていた。
今回のアニメ化に当たっては、既に連載が終了している作品であるため、そのような心配はなく、以前は物語の序盤終了あたりで終わっていたものがついに最後までアニメで描かれるのかと、かなりの期待感はあった。
とはいえ、リメイク作品には付き物ではあるが、その時の技術や作画で描かれるため、どうしてもそんなに良い印象がなかったりする。そうはいっても、当時のアニメもそんなに良い出来ではなかった方なので、逆に今作られるならある程度の水準になるかもしれないという期待はある。
結果を言ってしまうと、原作を知っているならあまり見ない方が良いのではという気がする。普段あまりアニメを見ない人であればそんなに気にならないかもしれないが、有体に言ってしまえばツマラナイ。話を知っているから、というのももちろんだが、映像作品として特に目を見張るものがなく、おそらくだがダイ世代のスタッフなどがほぼいないのではないのだろうかと感じてしまうような演出が随所にみられる。後は放送時間だろうか、土曜の朝という時間帯、有名玩具メーカーがスポンサーとうのも影響していたりする気がする。
グダグダ書いたが、「ダイの大冒険」に興味はあったけど知る機会に恵まれなかったという方はこれを機に視聴するのはオススメする。出来ればそこから原作に入って欲しいと思う。ついでに旧アニメと比較するのもいいかもしれない。世代を超えて通じるものが必ずあるはずなので。