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子どもの恋心をよく表している。
子どものときの恋心は満たされなかったとき、すぐに憎しみに変わるものだなと思います。ブライオニーは、ロビーのことが好きだったから、彼と姉のあんなシーンを見たり、ロビーの手紙を読んで動揺してしまったのでしょう。また、自分の嘘がどこまで影響力があるものかもわかってなかったんだろうなと思います。だから、すごく切なかったです。
彼女がしたつぐないは、実際にはなんのつぐないにもなってなかったと思いますが、それでもそうせざるを得ない気持ちがよくわかりました。せめて、この中だけでもと思う、彼女の純粋な気持ちが伝わってきて、泣けてしまいました。ロビーもセシーリアもかわいそうです。あのとき、彼女が姉たちを目撃しなければ、こんなことにならなかったのかなと思うと、運命ってなんて過酷なんだろうと思います。
ブライオニーは、それぞれの年代で演じている人が違うのですが、13歳の彼女を演じた人がとてもよかったです。幼さと女としての嫉妬、好奇心を兼ね備えている感じがして、とても不安定な年代だというのがよくあらわれていました。また、私はジェームス・マカヴォイさんが好きなので、セシーリアを見つめるマカヴォイとか、怒鳴りつける彼とかいろいろ見れてよかったです。