鬼殺隊員三人の成長と、柱煉獄杏寿郎の最期
恥ずかしながら映画公開頃まで、「鬼滅の刃」の存在を知りませんでした。
初めに無料サイトで26話配信されていて何気なく観ていたらあっという間に虜になりました。
まず、時代が大正時代であること。明治時代の産業革命、帝国主義国家の確立を経て、たった15年しかなかったロマンと幻想の時代。
鬼がいてもおかしくないのではないかという設定は無理が無く、すんなり受け入れられました
主人公、炭次郎は家族を鬼に殺され、1人残った妹も鬼となるが、妹への愛の力で、いつか元の姿に戻すため、
鬼を退治する鬼殺隊に入隊、妹を連れて任務を果たしていきます。
今回はテレビシリーズの続編の映画「無限列車編」。
蒸気機関車なかで次々人々が消え、先に送った鬼殺隊員までも行方不明に。
柱煉獄杏寿郎と共に、炭治郎、善逸、猪之助は任務にあたる。
今回は、柱煉獄杏寿郎の、佇まい、信念、揺らがない思い、鬼の中でも格上の上弦の鬼との戦いが、見どころです。
最大の見せ場は、強大な力を持つ鬼の誘惑を受け入れず満身創痍で戦い、炭治郎らに生き様、目標を示すシーンです。
あまりの迫力、真っ直ぐな杏寿郎の揺らがぬ姿勢の美しさ、儚さに、映画会場はすすり泣きの声が止みませんでした。
これから、この映画を見られる方、ぜひご覧ください。
そして、今の得体の知れないコロナ禍でどう生きるべきか考えてみてください。そこに答えはあるはずです。
ハンカチと、マスクをお忘れなく。