アニメ化とはこうあるべき、を体現した作品
かの有名なノベルゲーム「Fate/Stay Night」のうち、二番目のルート(俗に言う凛ルート)をアニメ化した作品です。
メーカーは、Type-Moon作品の映像化ではもはや定番となったUFOTABLE。本作品の前日譚に当たる「Fate/Zero」のアニメ化も担当しており、そのクオリティは非常に高く評価されています。
本作品は、一度映画化されているのですが、尺の都合か予算の都合か、とてもクオリティが高いとはいい難い出来栄えでした。
それが今回、分割2クールという十分な尺を得て、満を持してアニメ化されました。
その結果、劇場版をも超えるクオリティの作品が誕生しました。
激しく熱い戦闘シーンと、随所で光る声優の熱演。背景美術から音楽にまでこだわり抜いた本作品は、TVシリーズでありながら劇場版をも上回るクオリティとなりました。
キャラクターの必殺技たる「宝具」の使用シーンは圧巻で、文字やエフェクトだけでは表現できない、アニメならではの表現が光ります。
また、原作未読でもわかるように随所で補足されていたり、原作では省かれていた内容が追加されていたりと、
Fateファンにも新規にも優しい作品となっています。
なお原作一番目のルートもアニメ化されていますが、古い上にメーカーも異なるためここでは割愛します。