恐怖と衝撃
パニック映画の金字塔と言っても過言ではない映画です。
宇宙からの謎の生命体たちによる、動機の分からない攻撃は恐怖でしかありません。その恐怖によって大勢の人々がパニックに陥り、考えや感覚が正常でなくなったときにする行動に衝撃を受けました。レイ、ロビー、レイチェルが乗った車に逃げ惑う人々が群がるシーンは、まるでゾンビ映画を観ているかの様な光景で、ある意味恐ろしさを感じました。それと同時に、自分がレイたちの様に車に乗っていたらどうしただろうと考えさせられました。
人は、絶体絶命になったときに謎の生命体よりも恐ろしいのではないかと思いました。途中でロビーがレイと言い争いをし、案の定レイから離れて行ってしまうのですが、最後にレイと再会することが出来ます。一体どうやってロビーが生き残り、母であるメリーの元に辿り着いたのかとても気になりました。今作では、パニック映画ならではの叫び声を沢山聞けたと思います。レイチェルが叫ぶのですが、子どもなので余計に甲高いので苦手な人もいると思いますが、私は怖さを煽ることが出来ていて良いと思いました。人間の創り出した武器ではなく、微生物によって謎の生命体が倒れたという最後の言葉はとても心に響きました。