どんどん続きが気になる漫画です
アニメをたまたま観て、続きが気になり最終巻まで読みました。主人公のメリオダスがリオネス王国の第3王女であるエリザベスと出会うところから話が始まります。メリオダスは以前リオネス王国の騎士でしたが、敵に濡れ衣を着せられて指名手配までされてしまいました。タイトルにもある「七つの大罪」というグループのメンバーもどこにいるかわからない状況で、エリザベスがメリオダスにリオネス王国を救ってほしいと頼んできます。そこから徐々に仲間を見つけていきます。
この作品の面白いところは、敵だったキャラクターが話が進むと味方になるパターンが多いことです。序盤では七つの大罪メンバーの1人である妖精王のキングと戦いますが、その後メリオダスの仲間として登場します。リオネス王国奪還編でラスボス扱いだったヘンドリクセンが中盤あたりで仲間になったり、終盤あたりでメリオダスの弟のゼルドリスと和解できた時はいい意味で裏切られて嬉しかったです。
一番驚いたのは、十戒のメンバーでメリオダスのもう一人の弟だったエスタロッサです。最終的に七つの大罪たちをサポートする役回りになった場面は、すごく胸が熱くなりました。また、メリオダスが自分で望んだとはいえ七つの大罪と敵対するのも見どころです。強いて言うなら、ラストの七つの大罪のメンバーの子供が出てくるのは、他の漫画でもみるありきたりな終わりだと感じました。なので8段評価です。