ペルソナ4 / Persona 4 / P4 / ペルソナ4 ザ・ゴールデン

ペルソナ4 / Persona 4 / P4 / ペルソナ4 ザ・ゴールデン

「ペルソナシリーズ」の第4作。平穏な地方都市、八十稲羽(やそいなば)市で主人公たちが「自称特別捜査隊」として「マヨナカテレビ」という奇妙な噂と、連続猟奇殺人事件の謎を追う姿を描いた作品。
主人公は学園生活とダンジョンの探索を両立しながら物語を進行してゆく。対戦格闘やリズムゲームなど関連作品が多数リリースされ、本作で使用された楽曲を用いたLIVEなども行われた。

さくらのレビュー・評価・感想

ペルソナ4 / Persona 4 / P4 / ペルソナ4 ザ・ゴールデン
9

ずっとプレイしても飽きない

ペルソナシリーズの第4作目。
黄色をイメージカラーとしたこの作品は、パッと見、とてもインパクトがある。何しろ黄色と黒が貴重だからだ。
何を隠そう当方もキービジュアルを見た瞬間「目、目に痛い…!」と思ったひとりである。
正直このカラーがずっとつきまとうのかと思うと一瞬購入を諦めようかとも考えたが、今ではそんな事を考えた自分を殴りたい。
プレイしてみればものすごく楽しくて延々とプレイし続けられる!そう実感したからだ。

まず画面のクオリティがとても高い。
画面を見続けるゲームにおいてこれはとても重要だ。
すっきりとしていてずっと見ていても飽きない、かつプレイヤーキャラを動かしやすい、そしてスタイリッシュ。
まるで映画のように、という訳にはいかないが、「ゲーム」であるならかなりの高得点であろう画面映えである。

そしてRPGのゲームでは絶対に出て来る「ダンジョン」と「戦闘」。
まずダンジョンについてだがこれは前作のように延々と同じダンジョンを巡るのではなく、一定の期間ごとにごろっと中身が変わるシステムだ。
その中身がダンジョンごと、そのダンジョンを創り上げているキャラごとに違い、また仕掛けも特殊なものになっていて面白い。
勿論期間内にクリアしないといけないという制約はあるが、それぞれに攻略しがいのあるダンジョンだと思う。
そして戦闘。
ペルソナシリーズの醍醐味、ペルソナ召喚は勿論のこと、相手の弱点を突きダウンを取った後に「総攻撃」なるものが行われたりと
こちらも何度やっても飽きさせない工夫がされている。
RPGと言えば何度も戦闘を重ね、レベル上げすることは必須。飽きないバトルというものはとても楽しいものだ。

また、登場キャラクターもそれぞれ個性的で魅力がある。
キャラクターの動きもとても滑らかで画面の中に「生きて」いるというのが伝わって来る。
そんなキャラクターたちと親交を深められる「コミュニティ」というのもあり、お気に入りのキャラと仲良くなったり特別なエピソードを見る事も可能だ。

他にも物語や音楽、演出などの素晴らしさやサブイベントの充実ぶりなど、挙げて行けばキリがない。
当方と同じようにキービジュアルを見て「目が痛い…ちょっと購入は…」と迷っている方は、その黄色には目を瞑って、是非一度プレイしてもらいたいと思う。