鬼滅の刃の推しについて
鬼滅の刃、蟲柱である胡蝶しのぶ、彼女は強い女性そのものだと思う。
鬼に親を殺され、花柱である姉、胡蝶カナエを殺され、鬼を憎む思いと姉の最期の願いである「人も鬼も仲良く」という相反する感情を抱きながら、戦い続けていた。
最終決戦に備え、鬼に対して猛毒である"藤の花"の毒を体に貯め続け、継子である栗花落カナヲに「鬼の頸を切って」と託した。
姉の仇である鬼との戦闘で命を落とすが、彼女の願いはカナヲだけでなく、伊之助にも届いていた。
戦闘に勝利した後、カナヲがしのぶと姉・カナエの髪飾りを抱き締めて涙し、姉さんと呼ぶシーンは本当に感動した。
カナヲが己の心の声(意見)を口に出せる様になったのは、主人公とのやり取りの後だが、それ以前のしのぶとカナエの愛情も関わっているのだろうと思った。
華奢な体に細い両手両足、鬼を殺せないと嘆きながらも戦いに身を投じる彼女。
頸が切れずとも、己の力で鬼を殺す毒を作り出し、柱まで上り詰めた彼女。
姉の仇を一人では殺せぬと察し、姉が買った栗花落カナヲに思いを託し、自らを犠牲に仇を取った彼女。
蝶の様に美しい彼女が、天国で姉と両親に再会する描写は本当に感動した。
彼女は本当に美しい女性だ。