あしたのジョー / Ashita no Joe

あしたのジョー / Ashita no Joe

『あしたのジョー』とは、高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや画による日本の漫画作品、もしくは漫画原作のアニメーション。講談社の『週刊少年マガジン』に、1968年(昭和43年)1月1日号(発売日は1967年(昭和42年)12月15日)から1973年(昭和48年)5月13日号にかけて連載された。
野生の本能を持った孤児矢吹丈が、ボクシングの才能を買われ孤独な戦いを繰り広げる。ボクシングにかける男の美学が、美しくも切なくもある。

tw-12456054610107064338のレビュー・評価・感想

あしたのジョー / Ashita no Joe
8

ボクシング漫画の金字塔

私は、40手前です。世代ではありませんが、あしたのジョーは知っていました。時代を越えた名作だと思います。今の若い世代も聞いた事があるのではないでしょうか?
スタートは元々、孤児の矢吹丈がドヤ街という場所で悪さをしていくんですが、その喧嘩の才能を見た丹下段平が、矢吹丈をボクシングに誘いますが最初は乗り気ではないのですが、悪さをした矢吹丈が少年院に行き、そこで出会った力石徹との対決からボクシングに目覚めます。ボクシングがテーマの作品ですが、きっかけはかなりの時が費やされます。ですがそのボクシングとの出会い、ライバル力石徹との出会いが矢吹丈を立派な大人へと成長させて行きます。矢吹丈の成長はそのような人間性と独特のヘアスタイルが伸びていく所で現れます。
有名な話ですが、先ほどの力石徹は矢吹丈との正式なボクシングの対決により、命を落とします(事故的な部分もあり)、それによって現実の世界で力石徹の葬儀が行われます。多分漫画の中で行われた葬儀よりも大々的に行いました。漫画の中でキャラでそのような事が行われたのは正にあしたのジョーが初だと思います。ただ単のボクシング漫画ならそこまでの社会現象は起こらないでしょう。そのような、矢吹丈の魅力とストーリーがとても好きです。