カードキャプターさくら クリアカード編 / Cardcaptor Sakura: Clear Card

カードキャプターさくら クリアカード編 / Cardcaptor Sakura: Clear Card

「カードキャプターさくら クリアカード編」とは、CLAMPによる漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品。
中学に進学したさくらは、香港から帰国した小狼に再会した夜、フードを被った謎の人物と対峙する不思議な夢を見る。さくらが目を覚ますと夢の中に出てきた新たな封印の鍵を握りしめており、さくらカードは透明なカードに変化し魔力を失っていた。夢の鍵と透明なカードに導かれ、さくらの新たな物語が始まる。

Mitolittyのレビュー・評価・感想

カードキャプターさくら クリアカード編 / Cardcaptor Sakura: Clear Card
10

タイトルなし

「カードキャプターさくら」の連載20周年記念として、"なかよし"でスタートした新章。前作で「クロウカード」をすべて「さくらカード」に変え、クロウカードの生みの親であるクロウ・リードを超える魔力を持ったさくら。
今作では、その「さくらカード」が夢の中ですべて透明になってしまうところから始まります。夢の中でさくらが手にした「夢の杖」が実際にさくらの手元に現れると同時に、新たなカードをめぐる不思議な出来事が起こり始めます。
クリアカード編の魅力は、なんといっても友枝中学校の1年生になったさくらと、香港から帰ってきた小狼が再会して、毎回のようにほほえましいシーンが見られることです。前作で両思いになったさくらと小狼の可愛いシーンが見たいファンは必見です。知世をはじめとする友枝小学校の仲間たちも、変わらないキャラクターで癒されます!
また、前作以上に謎に満ちた展開も、読者の推理をかきたてるものになっています。今回新たに登場した転校生、詩乃本秋穂が手にする「時計の国のアリス」の本、また秋穂の世話役であるユナ・D・海渡の存在が鍵になってきます。さくらは新しいカードを封印、ではなく「固着」していくことで、ハッピーエンドに進んでいくのか、まだまだ見逃せない展開です。