顔が怖い
ホテルのせいで、どんどんくるっていく男っていう話だけど、最初から父の顔が怖いです。もちろん、あとの方が怖い顔になっていて、さすがジャック・ニコルソンだなって感じですが、最初からあの顔ではちょっと、ホテルのせい感は出ないのではないかなと思いました。
また、ホラーですが、大きな音でビビらすとかそういう感じではなく、全体的に不気味という感じです。大きな音でっていう作風はあまり好きではないので、本作の雰囲気が気に入りました。双子の姉妹とかは血の惨劇のシーンじゃなくても、なんか不気味でした。シンメトリーすぎるのが、普通とは違うのでそう感じさせるのかもしれません。
最後、男が妻、子を襲うというシーンは、名シーンと言われるだけあって、怖いです。あんな顔の男に追いかけられたら私なら失神です。私は小説は読んだことないのですが、結構違うらしくて、原作者はこの映画にあまりいい感情を持っていないようです。私は結構面白いと思ったのですが、小説の内容を調べてみると、確かに映画版でもはしょられている設定とかあったので、そこらへんが気に食わなかったのかなと思います。小説を読んだことがある人には物足りない作品化もしれませんが、私は結構怖かったし、面白いと思いました。