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少女漫画でもあり、歴史ロマンスでもある切ない恋物語
何度も読み返した大好きな少女漫画の1つです。
亜国の姫でありながら冷遇されていた亜姫は、異国の人間として奴隷とされていた金髪碧眼の男の子、薄星と出会い、彼は亜姫に拾われます。
それから薄星は亜姫に永遠の忠誠を誓い、恋に落ちていきます。
しかし、亜国の第二王妃である土妃によって亜姫の母は殺され、亜姫たちは黄国に流されます。
この土妃が本当に嫌な女で、見ていてイライラしてしまいます。
最終的に亜姫は土妃と闘うことになるのですが、指揮官として戦を引っ張る亜姫と、ただの一歩兵として戦う薄星は身分が違いすぎます。
お互い想っているのに、一緒にいることはできない。
指揮官として、一国の姫として薄星への恋心を隠し続ける亜姫と、亜姫を守りたいのに、一緒にいたいのに近づけない薄星を見ていると本当に胸が痛くなります。
そしてまさかあんなに悲しい結末が待っているとは思いませんでした。
普通の女の子になりたかった亜姫は、その気持ちを一生隠しながら薄星のいない世界を女王として君臨することになります。
どう考えても二人が幸せになれたとは思えなくて、切なくて苦しくて読み終わった後は号泣してしまいました。
この漫画を読み終わった後は虚無感がすごいので覚悟を持って読んでください。