ワンダー 君は太陽 / Wonder

ワンダー 君は太陽 / Wonder

『ワンダー 君は太陽(Wonder)』とは2017年のアメリカ合衆国のドラマ映画。原作は、2012年に発表された新人作家R・J・パラシオの処女作「ワンダー」である。
外見からわかる先天性の障害がある少年が様々な困難に立ち向かい、周囲の考え方を変え、周りと共に成長していく。少年の視点だけでなく、複数の登場人物の視点が導入されている。「見た目ではなく中身を見る」という事の大切さを伝えている物語。

monaou0706c3のレビュー・評価・感想

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ワンダー 君は太陽 / Wonder
10

涙なしでは見られない作品

最初はかわいそうなお話で見るのも辛いかなと思っていましたが、愛に溢れる作品でした。
遺伝子の病気のために人とは違った顔を持つ主人公のオギーの家族が素敵すぎました。
こんな温かい家族のもとに産まれたオギーが羨ましくなるほどでした。
お母さんはとても強い女性です。
辛い思いをたくさんしたはずなのに、オギーの前では微塵もそんなことを感じさせず、またオギーにかける言葉が1つ1つ素敵で心に残りました。
オギーのお姉さんも素敵な女性でした。親の目がオギーに向いてしまい、自分を見てほしいという思いを胸に秘めながらもオギーを励ます姿に胸を強くうたれました。
また学校でいじめられてしまうのですが、中にはオギーを偏見の目で見ない生徒が出てきます。
後に親友となるジャックが最高によかったです。
終盤のシーンでオギーを抱きしめるのですが、その2人の姿がとても可愛らしく、涙が溢れてきました。
アメリカならではの友だちとのコミュニケーションの取り方がとてもよかったです。
結末もハッピーエンドで終わってくれたので、幸せな気持ちになれました。
自分の身も正されるような内容だったと思いますし、これからの子育てもこの映画を見て愛で乗り切ろうと思えました。