映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜

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映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜
8

伏線回収がドラえもん映画の中でも一番の出来

過去作「ドラえもん のび太の魔界大冒険」のリメイク映画です。
のび太が魔法を使えたらいいのにという妄想からもしもボックスを使って魔法の世界にするところから始まり、魔法の世界を襲う魔物たちと戦うストーリーの作品です。過去と未来のタイムパラドックスの伏線回収が素晴らしいです。リメイク前は、不穏で不気味な雰囲気が強い印象でしたが、リメイク前よりもコミカルな描写で不気味な雰囲気が薄れており、物足りなく感じる場面もありましたが子どもから大人まで楽しめる作品となったと思います。
ドラえもんが持つ未来の「科学」ともしもボックスの世界の「魔法」との違いや同一性を感じられ、またドラえもんの映画によくある、アニメと異なった線の描き方ではなく、アニメに近い作画で違和感なく見ることができて良いと思いました。
ドラえもん映画は声優がゲストで構成されていることが多く、この作品でもタレントを起用している登場人物がいるため、物語の盛り上がるシーンで演技の違いが目立ってしまうところが少し残念です。全体的にストーリー進行が早く、一つの映画なのにいくつもの作品を見たかのような満足感、ワクワク感やドキドキ感が純粋に楽しめます。
ドラえもんの映画の中でも好きな作品のうちの一つです。