キノの旅 / Kino's Journey

キノの旅 / Kino's Journey

時雨沢恵一によるライトノベル、及びそこから派生したアニメ作品。原作のイラストは黒星紅白。
旅人キノと喋るモトラド(二輪車)エルメスが不思議な国々を巡る、ショートストーリーの連作シリーズ。キノとエルメス以外にも、「師匠と相棒」「シズと陸(とティー)」「フォトとソウ」などが主人公になる話もある。
アニメは2003年4月~7月に全13話が放送され、2017年3月12日には再アニメ化が告知された。

hama_yuzub0のレビュー・評価・感想

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キノの旅 / Kino's Journey
10

コロシアム

10代半ばのキノと、喋るモトラド(バイク)が世界中を旅するアニメです。小説や漫画もあります。
グロいシーンも結構ありますし、人も死ぬので、大丈夫な方だけ見てください。
オープニング、エンディングがとても素敵です。楽曲もムービーも世界観にぴったりなので、スキップせずに見ることをお勧めします。メインの登場人物は同じですが、基本的に1話完結のため初めて見る方にもお勧めしやすいです。ただ、作中の表現や言葉遣いが若干難しいので集中して観てください。
主人公のキノは、母国から逃げ出してしばらくの間師匠に鍛えられていました。師匠は個性あふれる人で少し怖いです。歌うことが好きな普通の少女だったキノは戦闘経験はもちろん、銃なんか持ったこともありません。厳しく指導され、やがて旅に出ます。
私が一番好きな国は、国名はわからないのですが、国民全員が国王になる権利をかけて殺し合いをする国です。キノは対戦相手を殺すことなく、気絶させて勝ち進んでいて、とてもスマートでかっこいいなと思いました。最後にシズという好青年と戦うことになったキノは、突然相手に「伏せろ」と言いました。この「伏せろ」が普段のキノとギャップがあり、最高にかっこよかったです。そして観客席に座っていた王様の頭を、銃で打ち抜きました。