10
作画がすごい!
タイトルの通り、社交ダンスの漫画です。作者が美大出身、社交ダンス経験者ということもあり、細かく美しい描写で、鬼気迫るものがあります。
主人公の多々良くんは、全く取り柄のない男の子でしたが、社交ダンスを知ることで、社交ダンスにのめり込んでいく話です。
主人公の周りのキャラクターは、個性的な人ばかりです。ですが、みんなダンスが好きで、ダンスに真摯に向き合う姿に応援したくなること間違いなしです。
社交ダンスをしたことがない人でも、女性陣の衣装の優雅さやダンスの体の動きなど、見るだけでも十分楽しめます。
公式ファンブックも発売しており、作品に対する細かい設定(キャラクターや建物など)も描かれています。例えば、作品にはまだ登場していない、部屋やダンススタジアムの細かい描写や短編漫画も入っています。あまりにも細かいので、驚きました。
公式ファンブックを見てから、「ボールルームへようこそ」の漫画を読むと、こんなところにこんな描写があったと気づくことが多いです。
なので、公式ファンブックも合わせて読んでいただくと、「ボールルームへようこそ」の世界がなお分かります。読まないと損です。