2020年秋に再アニメ化も!『DRAGON QUEST ダイの大冒険』
『DRAGON QUEST ダイの大冒険』(以降、ダイの大冒険)は、ゲーム「ドラゴンクエスト」(以降、ドラクエ)をベースにした、『週刊少年ジャンプ』で連載されていたマンガです。
連載が開始されたのは1989年で、ゲームでは「ドラクエII」の発売後、「IV」の発売前になります。
魔法は「ドラクエ」シリーズで親しまれているものが用いられているのでイメージがしやすいです。さらに、当時のゲーム画面では十分に表現できていなかった魔法も、マンガにより表現されています(「アストロン」など)。
ちなみに当時の「ドラクエ」には「必殺技」という概念がありませんでしたが『ダイの大冒険』では「アバンストラッシュ」をはじめ、物語の初期から魔法と並ぶ形で必殺技が登場します。
ストーリーも秀逸で、「友情!努力!勝利!」に加え、「恋愛」「親子愛」「師弟愛」といった要素もあります。特に主人公ダイの親友であるポップの成長は物語に深みを与えています。
あえて残念な点を挙げれば、倒した敵や死んだはずのキャラクターが、どんどん味方となって再登場するところ。少年マンガではよくあるパターンですが、あまりにも人数が多いと食傷気味になってしまいます。
それを差し引いても、「ドラクエ」ファンでなくても『ダイの大冒険』は必読です。2020年の再アニメ化で人気再燃に期待です。