ちょっと恒例化してきたかなぁ…
名探偵コナンは幼い頃から好きで、映画も毎年見ているほど好きな作品。
今回は警察庁に所属する降谷零こと安室透がメインの作品ということで、公開日に期待で胸を膨らませ映画館に足を運んだ。
しかし、話が読めてしまってちょっとがっかりした。
最初は博士と歩、光彦、元太の3人がドローンを飛ばしていた。この時点で「ああ、きっとドローンが最終的に役に立つんだろうな」と思ってしまった。実際、ドローンは最終的に素晴らしい活躍をしていた。
また、何よりも評価を下げた点として、「正義のために人が死んでもいいのか!」というコナンのCM。映画のテーマが正義と真実だったため、安室の正義のために人が死んでもいいのか、とコナンが叫んでいるのかと思ったが、それは今回の犯人に向けてのものだった。勝手に想像してしまったこちらにも落ち度はあるが、この期待を打ち破られる感じは同じく名探偵コナンの映画「漆黒の追跡者」で黒の組織のジンが「久しぶりだな、工藤新一」というCMでもなんども聞いたセリフが、コナンの夢オチだった時のがっかり感に似ていた。
そして恒例化してるゲスト声優の犯人化。ストーリーが進むにつれ犯人はこの人だろうな…。と読めてしまった。
しかし、ストーリー構成、作画は本当によかった。
毛利小五郎が逮捕され、それを助けるために別居中の妻妃英里が力を貸す。エンドロールでもこの二人がいい味を出していた。
また、何と言っても今回のメインである安室透。
雨の中の彼の悲しそうな表情や狂ってると言えるほどの追い詰められた時の狂気的な笑顔。作画には本当に鳥肌がたった。また、今回は車でのアクションが素晴らしかった。現実ではありえねぇ!と叫びたくなるが、これこそコナンの世界。
語りつくせないほどの良さがたくさんあった。何回も見たい。