告発 / Murder in the First

告発 / Murder in the First

『告発』(原題:Murder in the First)とは、1995年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画。マーク・ロッコが監督を務め、ケヴィン・ベーコンとクリスチャン・スレーターが主演した。アメリカ最悪の刑務所とされたアルカトラズ連邦刑務所で起きた実在の事件を基に、過酷な人権侵害と実態を告発した法廷サスペンス作品である。
物語は、妹のためにわずかな金額を盗んだ罪で収監された青年ヘンリー・ヤングを中心に展開する。脱獄未遂の罰として極寒かつ暗黒の地下独房に1000日間も監禁されたヘンリーは、精神的に追い詰められ、出所後に自分を裏切った囚人を食堂で刺殺してしまう。担当となった新人弁護士ジェームズ・スタンプヒルは、彼の犯行の背景にある不当な虐待と刑務所の非人道的な実態を知り、告発を決意する。裁判を通じて刑務所の闇を暴き、アルカトラズ連邦刑務所を閉鎖へと追い込む足がかりを作る。
実際のヘンリー・ヤングの経歴や結末、副所長の設定など史実とは異なる脚色が施されているものの、主役のケヴィン・ベーコンが披露した迫真の演技は高く評価され、第1回クリティクス・チョイス・ムービー・アワードにて主演男優賞を受賞した。非道なシステムに立ち向かう弁護士と囚人の絆を描いた人間ドラマとしても知られている。

kusutanet01のレビュー・評価・感想

告発 / Murder in the First
8

悲しい話

パン一つ盗んだだけであんなに長い間閉じ込められ、看守から虐待も受け、とても重い話でした。この映画は、アルカトラズで行われていた囚人への虐待を基に作られたそうですが、このようなことが本当に行われていたなんて、怖いなと思いました。虐待シーンは見ていられないものばかりなのですが、特に見ていられなかったのは、アキレス腱を切る場面です。怖かったです。看守役のゲイリー・オールドマンはさすがで、顔色ひとつ変えずに、アキレスを切ってました。きっと、囚人など人とは思ってなかったのでしょう。最後、この青年は助かって終わるのかなと思っていましたが、裁判には勝ったけど…という終わりでとても悲しくなりました。人生の半分近くを刑務所で過ごした青年ヘンリーには表情や動きに不自然なところがあって、虐待を受けたため、そうなってしまったんだなと思いました。ヘンリー役はケヴィン・ベーコンが演じていてすごく上手いと思いました。ケヴィン・ベーコンは結構面白い役を進んで受けているようで面白い役者さんだなと思います。ヘンリーの弁護士役のクリスチャン・スレーターも面白い役者さんだし、結構いい俳優陣の揃った映画でした。ちよっと見た後の後味はよくはないけど、好きな作品です。