王道の戦闘マンガ
鬼滅の刃はジャンプで連載されているマンガで、アニメになってから人気に火がつきました。それまでは打ち切り寸前までいきましたが、戦闘シーンのダイナミックさや、敵であっても悲しい過去だったりなど、人物描写が全体的に細かいため、アニメになってから人気が高まってきたのだと思います。特に、主人公のキャラは王道といえば王道なのですが、彼の真っすぐさが非常に人の心に入り込みやすく、共感しやすいキャラになっています。また、主人公の周りの仲間もすごく大事なキーパーソンになっており、物語の中で大きな役割を果たすため、一人一人から目が離せないところも、非常に魅力的に感じる部分だと思います。
物語の進み方も目が離せない展開が盛りだくさんで、原作者の人が非常に容赦のない描き方をします。重要な人物があっけなく死んでしまったりするため、毎回毎回新しい話が出るたびに読者はハラハラしてしまい、続きがどんどん気になってしまいます。まさに王道の描き方なのですが、そこにプラス要素として、重要人物でもいつ死ぬか分からない臨場感が人気となっていると思います。
物語に関して、面白い部分とシリアスな部分がはっきりしているところも、マンガを読んでいて緩急がしっかりしているのが読みやすく、物語が入ってきやすいところです。
王道マンガであっても、随所に作者のこだわりや設定が分かりやすく入っているところが、人気になりやすかった部分なのだと思います。