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韓国映画の精密さにビックリ
コ・ユン主演のウイルス感染もの映画。
以前から韓国のドラマが素晴らしいものがあると思っていましたが、映画もとても素晴らしいです。心理的に揺さぶられる描写は韓国の国民性と言いますか、そういった所も表れている気がしました。
噛まれると感染してしまうという設定は他にも多くの映画がありますが、バイオ研究者が研究に失敗し、ウイルスを撒き散らすというのが主流のストーリー。
本作品もその設定でありきたりではありましたが、列車を使って安全地帯へどう逃げ込めるかというのが主な目的になっています。その過程で愛するものを守るため犠牲になる父親や、はたまた自分の命だけが大切な身勝手な男性がいたりと様々な人間関係に一喜一憂させられました。このあたりは土地の規模がハリウッドに比べて小さい韓国ですが、それを上手に使って恐怖を表現していたのだと思います。
次々襲ってくる感染者にハラハラドキドキして手に汗握り、息をのむシーンばかりでした。正直言って映画はハリウッドと思っていただけに、思わぬ楽しさを味わえたと言うか新しい発見が出来たと言ったところです。
これを機に韓国の映画にドハマリしそうな予感です。とても面白かったです。
ストーリーや展開はありきたりではありましたが、それを感じさせないくらいの迫力でした。