不気味な家族
あの、特徴的なテーマ曲を聞くと、ああ、アダムス・ファミリーだとワクワクします。家族全員が不気味で生きてるんだか死んでるんだか、人間なんだかそうでないんだがわかりませんが、そのわからなさがいいというか、秘密が全部解明されたら面白くないと思います。本作は、行方不明だったおじさん(ゴメスのお兄さん)を探すという話ですが、お兄さんがすごく間抜けで、でもそれがいいというか、すごく面白いです。お兄さんもですが、実はゴメスも普通は気がつくところも気がつかず、間抜け兄弟ですね。実は似た者兄弟だったんだなと思います。ていうか、あんな不気味な家族を騙そうとするなんて、悪役たちも根性あるなと思いました。そりゃあ、物腰は柔らかいし、穏やかだけど、なんか不気味じゃん。私なら、あまり関わりたくないです。役者さんはみんなはまり役ですが、クリスティーナ・リッチがとても若く、かわいらしいです。アダムス・ファミリー2のときも可愛いなと思いましたが、本作では、それ以上に幼く、少女という感じでびっくりしました。監督さんは、よくあの少女を見つけたなというか、ウェンズディ役はクリスティーナしか考えられないほどのはまり役だと思います。