けんぷファー(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『けんぷファー』とは、2006年より刊行されている築地俊彦によるライトノベル、およびそれを基にした漫画、アニメ作品である。全15巻。アニメはNOMAD制作で2009年に放送され、2011年には特別編が放送された。
男子高校生・瀬能ナツルはある朝目覚めると美少女へ性転換しており、戦う存在「ケンプファー」に選ばれたことを告げられる。事情が掴めないまま、ナツルはケンプファー同士の過酷な戦いと、周囲の女子生徒たちを巻き込んだ変則的な学園ラブコメディの渦中へ巻き込まれていく。

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『けんぷファー』の概要

『けんぷファー』とは、2006年11月から2010年3月まで刊行された築地俊彦によるライトノベル、およびそれを基にした漫画、アニメ作品である。イラストはせんむが担当し、MF文庫Jより本編12巻と番外編3巻が刊行された。
メディアミックス展開として、橘由宇によるコミカライズが『月刊コミックアライブ』にて2008年4月号から2013年8月号まで連載され、単行本全10巻が刊行された。また、NOMAD制作によるテレビアニメ版が2009年10月から12月までTBSテレビほかにて全12話放送され、2011年春には特別編『けんぷファー für die Liebe』が放送された。

物語は、ごく普通の男子高校生である瀬能ナツル(せのう ナツル)がある朝目覚めると、容姿端麗な女子生徒の姿へと性転換していたことから始まる。困惑するナツルの前に現れた臓物アニマルのぬいぐるみ・ハラキリトラは、戦うために選ばれた存在である「けんぷファー」となったことを告げる。事情を把握できないまま、ナツルは同じけんぷファー同士による過酷な戦いと、周囲の女子生徒たちを巻き込んだ変則的な学園ラブコメディの渦中へと巻き込まれていく。

『けんぷファー』のあらすじ・ストーリー

突然の性転換

ごく普通の男子高校生・瀬能ナツル(せのう ナツル)はある朝目覚めると、容姿端麗な美少女へと性転換していた。困惑するナツルの前に、某玩具メーカーが発売した、はらわたが飛び出している動物のぬいぐるみシリーズ「臓物アニマル」のハラキリトラが現れる。
ハラキリトラは、ナツルが未知の存在「モデレーター」によって戦う存在「ケンプファー」に選ばれたこと、そしてケンプファーは女性でなければならないため変身時に女子化することを告げる。
事情が把握できないまま、ナツルは「青の腕輪」を持つケンプファーとして、襲撃してきた同校の女子生徒・美嶋紅音(みしま あかね)との戦いに巻き込まれていく。

複雑な恋愛模様

ケンプファーが同じ学園内に集中して存在する傾向から、生徒会長の三郷雫(さんごう しずく)の手配により、ナツル(美少女)は病気療養からの復学という名目で私立星鐵学院の女子部2年4組にも籍を置くこととなる。女の園へと足を踏み入れたナツルは、長年片思いしていた学園のアイドル・沙倉楓(さくら かえで)から突然告白されるという夢のような出来事に見舞われる。しかし、楓は美少女のナツルに夢中になる一方で、ナツル(男)に対しては冷意を向ける。
さらに、ナツル(美少女)がナツル(男)に好意を寄せていると勘違いした楓から恋のライバル宣言をされたり、文化祭のミスコンに出場させられるなど、ナツルは周囲の美少女たちに振り回されながら多忙な日常を送ることになる。

文化祭の騒動と幼馴染の帰国

四皇学園の文化祭当日、ミスコンにはナツル(美少女)をはじめ、紅音、雫、そして楓までもが出場し大騒動に発展する。メイド喫茶での給仕や様々なアクシデントを経て文化祭を乗り切ったナツル(男)のもとへ、世界各地を旅していた幼馴染の近堂水琴(こんどう みこと)が緊急帰国して復学する。
水琴は昔からナツルへ強い想いを寄せていた。水琴は持ち前の明るさとサバイバル能力で学園生活へ合流するとともに、自身も「青の腕輪」のケンプファーとして覚醒する。

新たな敵「白のケンプファー」

楓の自宅へ招かれたナツル(美少女)、紅音、雫らは、そこで「赤」と「青」のどちらの陣営にも属さない「白の腕輪」をつけた謎のケンプファーたちの襲撃を受ける。モデレーターの新たな狙いと謎が深まる中、敵をおびき出すためにナツル(男)と雫による疑似デート作戦が敢行される。
ナツル(男)に想いを寄せる紅音や水琴たちの嫉妬が錯綜する中、続いて計画された一泊二日のプール旅行でも温泉や花火を満喫する裏で「白のケンプファー」との熾烈な交戦が繰り広げられる。

明かされる黒幕

夏休みの最中、ナツルは雫から「白のケンプファー」を陰で操り、モデレーターの現地協力者として暗躍している人物の正体を聞かされる。その黒幕とは、ナツルが憧れ続けていた沙倉楓だった。
これまでの穏やかな日常の裏で進んでいた計画と、別次元の宇宙による代理戦争というケンプファーの真実が浮き彫りとなる中、ナツルと仲間たちは運命をかけた最終決戦へと立ち向かっていく。

『けんぷファー』の登場人物・キャラクター

主要人物

瀬能ナツル(せのう ナツル)

瀬能ナツル(男)

CV:井上麻里奈
本作の主人公。星鐵学院男子部2年4組に所属する地味で平凡な男子高校生。ある朝目覚めると突然「青の腕輪」のケンプファーとなり、能力行使時は美少女の姿へ性転換する災難体質となる。手から火の玉を放つ魔法(ツァウバー)を操り、変身後は学園の女性3大アイドルの一人として脚光を浴びることとなるが、声が変化しないためハスキーボイスである。
沙倉楓のことが大好きと公言してはばからない一方で、本人は無自覚なものの、自身へ好意を向ける周囲のヒロインたちには非常に鈍感。男女問わず戦いの鍵を握る特殊な存在とされる。
なお、女性になると男性のときには見向きもされなかった沙倉楓から熱烈な好意を寄せられることとなる。

性転換すると美少女の「ナツル」に変身する。

沙倉楓(さくら かえで)

CV:中島愛
主人公が長年片思いしている相手で、星鐵学院のアイドル的存在にして三大美少女(二大美女)のひとり。清楚で可愛らしい印象の美少女で、「臓物アニマル」シリーズの熱狂的なマニアでもある。偶然助けられた経緯からナツル(美少女)へ一目惚れし猛アタックを仕掛ける一方、ナツル(男)に対しては極めて当たりがキツく非常に冷淡な態度をとる。主要人物の中で唯一バトルらしいバトルを展開しない存在であったが、物語が進むにつれて謎めいた雰囲気を強め、冷酷かつ腹黒い一面を見せるほか、大嫌いだったはずのナツル(男)にも色仕掛けで迫るなど変貌を遂げていく。

ストーリー展開とともに謎の人物度合が深くなっていき、大嫌いだったはずの男性版ナツルにも色仕掛けで迫ってくるようになる。

三郷雫(さんごう しずく)

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